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  Many Rivers To Cross  渡るべき川は多かれど  

  長野に立脚しながらも「ふるさと路線」に止まるのではなく、今日的なナマの問題を
  地方ならではの視点でゲリラ的にとり上げています。
 長野市中御所5-1-14 TEL026-225-1561  FAX026-225-1562 E-mail            
《新刊&トピックス》
■新津新生著『青年たちの六〇年安保』5月1日発刊!
  国会請願数=全国1位、地域共闘数=全国2位、長野県は60年安保の一大拠点だった!
■日本木地師学会編『信州秋山郷 木鉢の民俗』6月15日発刊!
■島崎洋路著『増補版 山造り承ります』8月発刊予定
 
青年たちの六〇年安保 〜長野県からみる闘争の足跡〜
新津新生著  四六判301P 1680円(税込)
 安保闘争を支えた地域共闘は全国で約2000、そのうち長野県は約170余を占めて全国2位。国会請願の地方代表は全国1位。長野県が60年安保の一大拠点となった要因は町村における青年団の活躍と、労働組合・農民の提携にあった。
 飯山・下水内や上伊那・下伊那などの先進地のみならず、高校生・信大生・労組・農民・青年婦人を巻き込んだ60年安保という国民運動はいったい何だったのか──。
 「安保闘争は負けたわけでもないし、挫折もしていない! 今も生きて、続いている!」と当時と現代の青年に呼び掛ける著者(信州現代史研究所主宰)が、県内外から蒐集した膨大な史料と自らの闘争体験をもとに、普天間基地問題に揺れる現在に問う安保の原点。象徴的な40枚の写真と80点の新聞・通達・報告書・個人資料を掲載。安保を総括しない限り、日本の戦後は終わらない!

  

信州秋山郷 木鉢の民俗 〜木地師研究叢書第3冊〜
日本木地師学会編  A5判173P 1470円(税込)
 豪雪の秘境として知られる長野県最北端の栄村秋山郷。トチノキを材料とする木鉢(こね鉢)の製作は、江戸時代から冬期の重要な生業であった。そば粉・小麦粉・雑穀などを木鉢でこねた麺や「アンボ」と呼ばれる饅頭は、山村の独特な食文化を象徴してきた。
 仕上げの段階で槍鉋、銑など古い道具が使われる秋山郷の木鉢は、昭和58年に長野県知事指定伝統的工芸品に指定されたが、ボウルなどの代用品の普及や食生活の変化によって近年は製作者が激減。長い伝統が途絶えかねない状況を迎えている。
 本書は秋山郷研究の第一人者である市川健夫氏が秋山郷の風土と生業を解説し、日本木地師学会会員で富士市立博物館学芸員の井上卓哉氏が木地師の由来と秋山郷における木鉢製作の技術的特徴を綿密に記録。最終章では日本木地師学会の13人が存続が危惧される木地師の動向を全国各地からレポートしている。山村の暮らしが変容し、山と人との関わり方が激変する中で、日用器物に関する伝統技術がまたひとつ継承の危機を迎えている。